2020/12/16
フローリング材との違い、メリット・デメリットは?!
木材の暖かみや、肌触りの良い人気の無垢材。
素足で木のぬくもりを感じることができるので、床材などには無垢を使用したい方も多いです。
では、フローリング材と無垢材はどのように違うのか?
また、無垢材のメリット・デメリットをご紹介いたします!
▼目次
1.無垢材ってなに?
2.無垢材フローリング!一体どんな種類があるのか。
∟パインの無垢材
∟スギの無垢材
∟ヒノキの無垢材
∟オークの無垢材
∟ウォールナットの無垢材
3.無垢材のメリット・デメリットについて
4.無垢材フローリングのお手入れ方法!
5.まとめ
1.無垢材ってなに?
無垢材とは、天然木の丸太から切り出した一枚の板を加工したものです。
フローリングの場合だと、無垢材以外の素材でよく使われているのは集成材です。
集成材は小さく切り分けた木材を乾燥させ、接着剤で貼り合わせブロック状にした人工の木材のことをいいます。
集成材を床のフローリングに使用する場合は無垢材よりも安価なのが特徴で、傷や汚れに強い反面、無垢にくらべると踏み心地が硬く、冬は少し冷たく感じてしまいます。
無垢材は種類によっても少し変わりますが、一般的には無垢材の方が空気を含んでいるので保温性や断熱性が高く、天然木なのでひとつひとつの木材の表情が豊かで味があるのが特長です。
2.無垢材フローリング!一体どんな種類があるのか。
では次に、無垢材はどのような天然木から切り取られたのか、どんな種類があるのかをご紹介します。
無垢材は同じ種類の樹木から作られているわけではなく、様々な種類の樹木があります。
その種類によっては木目の模様や色、肌触り、柔らかさなどの特徴があり、好み・相性に応じてどの無垢材にするべきか考えて選んでいきましょう!
ここでよく使われる人気の無垢材5種をご紹介します。
■パインの無垢材
無垢材として使われる木材の代表に、パイン材があります。
経年変化でパイン材の独特な深みが出るので、昔から多くの無垢材好きに愛されている木材です。
パイン材は他の無垢材と比べると少し価格が高めですが、素材は比較的柔らかく、素足で歩くととても気持ちがいいですよ。
■スギの無垢材
こちらもよく無垢材とのフローリングで使用される木材です。
パイン材同様に、柔らかくて肌触りがいいのでお年寄りや小さな赤ちゃんにも安心です。
木目の柄はまっすぐのものが多いのが特長です。
■ヒノキの無垢材
日本を代表する有名な木材ヒノキ。
特有の香りがあり、ヒノキを床材に使用すると部屋中にヒノキの香りが広がります。
耐久性も優れており床材に適してはいますが、他の無垢材と比べると使用する時期によっては安かったり高かったりするので、選ぶ時にしっかりと価格の変動がないか調べておくことが重要です。
■オークの無垢材
オークは硬いため、フローリングにとても向いています。合わせてとても丈夫なので家具や洋酒の樽などにも使われていた木材なんです。
木目がとても美しいのですが、価格は他の無垢材と比べると安いため、人気のある木材の一つです。
■ウォールナットの無垢材
衝撃に強く、耐久性の高い木材です。
落ち着いた色合いで、重厚感のあるなめらかな木目が特長です。家具や建具にもよく使用されています。
3.無垢材のメリット・デメリットについて
■メリット
①木材の味・風合いを感じられる
無垢材を使うメリットの一つは、木材の味を感じられることです。
無垢材は一つひとつ木目の表情が変わるので、どれ一つとして同じものは存在しません。無垢材の風合いに惹かれてフローリングにする人が多いとは思いますが、まず魅力を感じなければ、無垢材はオススメしません。
②肌触りが良く、冬場は冷えない
無垢材の魅力は、安らぎと心地よさを感じさせてくれる肌触り。
ほどよい堅さと温かみのある無垢にやみつきになる方が続出です!
そして、冷えを防ぐことでも有名な無垢材。
冬場に床の冷たさでぶるぶる震えてしまう方はいませんか?
冷たい空気は下に行くので、フローリングはどうしても冷たくなってしまいます。
しかし、無垢材を使用すると冷えは少し和らぎます。たくさんの空気を含んだ無垢材は、その空気が断熱の役割を果たすため、冬は冷気が無垢材に伝わりにくく、冷えるのを防ぐ効果があるので、冷え性の方にオススメです!
③室内の湿度・温度をコントロールし快適に過ごせる
無垢材には、部屋の湿度・温度をコントロールする作用もあります。無垢材は水分の吸収・放出を繰り返すので、夏のジメっとした時期には水分を吸収し、冬の乾燥している時期には無垢材が水分を放出して部屋が乾燥しすぎないようにしてくれることで、私たちが快適に過ごすことができるのです。
■デメリット
①傷つきやすい
無垢材は天然木であるため、加工される集成材に比べると傷がつきやすくなります。
柔らかい無垢材だと物を落とした際に凹みが出来てしまったりするので注意が必要で
す。なので、ペットを飼っているご家庭では傷が多くなってしまうかもしれませんが、その傷も味だと思える方には無垢材はオススメですね。
無垢材は水を含ませて膨らませたり削ったりすることで、ある程度の凹みや傷なら修復することができるメリットもありますよ。
②膨張と収縮をする
無垢材は水分の吸収・放出を繰り返すので、膨張と収縮をくりかえします。
それによってフローリングに隙間や反りが出てしまうことがあります。
無垢材は、含水率が30%を下回ると変形や収縮が起こりはじめ、18%以下になるとその変形がなくなり強度が高まります。
なので不具合をなくすためには、含水率が18%以下の低い無垢材を選ぶのが良いでしょう。
④水に弱い
無垢材は、表面に塗装をしていても水に弱い傾向があります。
水を含んでしまうと膨張し、沿ってしまう可能性があるからです…!
その為、濡れてしまったらすぐに拭き取ることが大事です。すぐに拭き取らないと
フローリングにシミとなり、菌が繁殖してしまいます。
4.無垢材フローリングのお手入れ方法!
無垢フローリングはお手入れが大変。傷やシミがついたら元に戻らなさそう…といったイメージを持っている方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
どんなお手入れをしたら良いのかわからない方へ、オススメの方法を紹介します。
①表面のほこりを掃除機などで除去しよう
日ごろからのお手入れは、掃除機などでいつも通り掃除をするだけでもOK!
しかし、半年~1年に1回は、ワックス&クリーナーなどの汚れ落としなどを使って乾いた布で塗り広げましょう!
②雑巾で乾拭き
無垢材は、水に弱いので基本は乾拭きにしていただきたいです。
どうしても汚れが気になってしまう場合は水拭きも行って大丈夫ですが、水拭きは毎日ではなく、1ヶ月~3か月の間で1回程度で大丈夫です。
水拭きする場合は雑巾をしっかり絞ってくださいね!そして無垢材を水拭きをしたあとは必ず乾拭きをしましょう!
③塗装しましょう
塗装をすると撥水性も良くなるので、作業は少し大変ですがおすすめです。
塗装をする前には掃除機でほこりをとり、雑巾で汚れを拭き取っておきましょう!
そうすればホコリと汚れと一緒に塗装が固まってしまうのを防ぎます。
5.まとめ
木材の本来の味が感じられる人気の無垢材。
傷がつきやすい、塗装などのお手入れが必要になってしまうなどの多少のデメリットもありますが、特徴さえわかっていれば素敵な無垢材ライフを送れます!
無垢材の床を素足で歩く感覚は、普通のフローリングでは味わえない気持ちよさがあります。その気持ちよさと天然木ならではの木目の美しさに、あなたも無垢材のとりこになるかもしれません。
無垢材のお家を建てたい方は、ユースフルスタッフへいつでもご相談下さいませ!